2016年10月24日

「成果」と「緊張度」

リオ・オリンピックが終わり、
日本代表選手はこれまでの最多メダル獲得数を41に更新する活躍でした。

数多くのトップアスリートのメンタルサポートをしてきた方によれば、
「適度な緊張状態」は試合当日の発揮力のカギになるそうです。
脳科学的にも、脳は緊張しすぎると、緊急事態だと認識し、
防衛・闘争反応が出てしまい、
逆にリラックスしすぎても、だらけてしまうことは知られています。
その中間の「適度な緊張」状態になると、創造性・柔軟性などが向上します。
「周りがよくみえている」「ピンチに冷静に対処している」「リカバリーが早い」
「冷静な判断ができている」というときは「適度な緊張」状態になっているといえます。

ただし、この「適度な緊張度」は、人によって違います。
団体競技のメンバーに「理想の試合直前の過ごし方」を聞くと、
1人で好きな音楽を聴く人、ほかのメンバーとおしゃべりする人、
いつもと変わらないルーティンでアップする人、などさまざまであることからもわかります。

実力を発揮するための「緊張度」も、直前の調整法も人によって違うのです。

これは、スポーツだけでなく、仕事でも同じことが言えます。
仕事で成果を出すために必要な緊張度や仕事モードに入るための調整法も、やはり人によって違うのです。

「成果」と「緊張度」


プレゼンや重要な商談などになると、うまくいかない人。
いわゆる「本番に弱い」タイプの人。
こういう人は緊張に弱いので、
普段通りのリラックスした緩めの緊張状態のときに実力を発揮できる人ともいえます。

また、普段はやる気のないように見えて、
気合も感じられないのに、ここぞという場面ではビシッと決めてくる人。
こんな人は、いざという時も淡々としていることが多いです。
いわゆる「本番に強い」タイプです。
こういう人は、緊張やプレッシャーを自分の力に変えて、実力を発揮できるのです。

どちらが良い悪いということではなく、
自分がどういうタイプなのかを知ることが大切なのです。
どういう緊張度である時が一番力を発揮できるか、
周りの人と比べることなく、自分のことを観察してみるといいと思います。

では、緊張を高めたり緩めたりするには、どうしたらいいでしょうか。
緊張を高めたい人は、「密着取材されている気になってみる」ことを試してみてください。
人に「見られている」という意識、人からの視線は適度な緊張を与えてくれます。
バーチャルでも大丈夫です。
「みんなから注目されている」「周りから期待されている」と考えるだけでも効果があります。

一方、緊張を緩めたい人は、「1分間、目を閉じる」ことをしてみてください。
視覚を遮断することで、脳への負担が随分減らせます。
人間の脳が視覚から得る情報の割合は83%という研究データがあるぐらいですから、
たった1分でも意外なほど効果があるのです。

自分に合った「緊張度」を把握するためにも、
時には自分のこともじっくり観察して自分のタイプを知ることも大切です。
そして、それを日常生活でうまく生かしていけたらいいですね。
(東洋経済ネットより)

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